人気グループ「ＴＯＫＩＯ」が西郷村小田倉に構えた活動拠点「ＴＯＫＩＯ―ＢＡ（トキオバ）」で２１、２２日の両日、イベント「フクシマＢＡ（バ）ルシェ」が開かれる。メンバーの国分太一さんが１９日、現地を訪問しピザを試作するなどイベントの準備に当たった。国分さんは報道陣の取材に、県が旧ジャニーズ事務所所属のＴＯＫＩＯと連携を継続する意思を示したことに言及し、「福島の魅力を全国に向けて全力で伝えたい」と決意を口にした。

　フクシマＢＡルシェは県が協力して開催。県南９市町村などが出展し、特産品の販売や伝統工芸の体験ワークショップなどを行う。日大工学部の学生が設計した船のオブジェやツリーハウスがお披露目される。

　イベントではこのほか、ピザ作りが体験できる。１枚４千円で、各日４０枚限定。国分さんは、ピザの具材に県産野菜や果物などを使用していることを説明。「イベントで小さな秋を感じてもらえれば」と来場を呼びかけた。

　県は旧ジャニーズ事務所の元社長による性加害問題が明るみになった後の９月、ＴＯＫＩＯとの連携を継続するとの談話を発表した。