仏大使館総料理長に助言求める 白河実高塙校生が洋菓子開発

 
洋菓子の試作品をマルタン総料理長(中央)に披露する川島さん(右)と白石さん

 白河実高塙校舎の生徒は18日、東京・南麻布の駐日フランス大使館でセバスチャン・マルタン総料理長と面会し、開発を進めている矢祭町産ラズベリーを使った洋菓子の完成度を高めようとアドバイスを求めた。

 「ラズベリー生産全国一の町」を目指す町の生産者らを応援しようと、同校3年の川島蓮さん(18)と白石悠斗さん(17)らが洋菓子の開発を企画。マルタン総料理長が町産ラズベリーを使ってフランスの港町ナントに伝わる伝統の焼き菓子「ガトー・ナンテ」を作ったことを知り、大使館を訪ねた。

 2人はマルタン総料理長のガトー・ナンテを参考にした試作品を持参。味わったマルタン総料理長は「きちんとラズベリーの味がする。おいしい」と舌鼓を打ち、本場のレシピなどを伝えた。

 開発した洋菓子は、来年1月にJR品川駅で開かれる矢祭町のPRイベントでの販売を目指すという。