喜多方・とうふ屋おはら全国5位 豆腐品評会、東北勢唯一の入賞

寄せ・おぼろ豆腐の部で5位入賞した「青寄せ豆腐」を手にする店主の小原さん
全国豆腐連合会(東京都)は29日、第7回全国豆腐品評会の審査結果を発表した。本県からは、喜多方市高郷町のとうふ屋おはらの「青寄せ豆腐」が寄せ・おぼろ豆腐の部で5位入賞を果たした。全4部門で東北勢の入賞は唯一。
店主の小原直樹さん(64)は「激戦の寄せ・おぼろ豆腐の部での入賞に驚いている。とてもうれしい」と喜んだ。
同商品は東北大会の同部門で6位に入賞し、初めて全国大会に出品した。地元産の青大豆「秘伝豆」などを使い、青大豆の濃厚な味わいが引き立つよう仕上げた。とろりとふわりの二つの食感が融合するよう製法を工夫したという。
東北大会で2位相当の銀賞を受賞した充填(じゅうてん)豆腐の部の「豆幻郷(とうげんきょう)」と、木綿豆腐の部の「もめん豆腐」も出品したが、全国大会での入賞は逃した。
小原さんは「来年こそ3部門で入賞を目指したい。全国の豆腐店に負けないよう研究を重ね、ほかよりもおいしい豆腐を作りたい」と意気込んだ。
全国大会には各ブロック大会を通過した76社の118点が出品された。東京都で9月16日に開かれた審査会で味やなめらかさ、歯ごたえなどが審査された。