先生のため作ったお弁当が最優秀 本宮二中の佐藤さん、三戸さん

 
学年主任のために考案した「旬の彩り弁当」

 第8回県「あなたのためのおべんとう」コンクールの最終審査会が4日、福島市の福島ガスショールームPUROME(プロメ)で開かれ、本宮二中2年の佐藤英奈(はな)さん(13)と三戸(さんのへ)心路(こころ)さん(14)が学年主任のために考案した「旬の彩り弁当」が最優秀賞に輝いた。実行委の主催、県教委などの共催、福島民友新聞社などの後援。

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三戸さん(左)と佐藤さん


 新型コロナウイルス禍を受け4年ぶりの開催。中学生が魚を使って作った「誰かに食べてほしい弁当」を、味や栄養バランス、盛り付けなどの項目で審査した。

 255点の応募の中から、1次審査を通過した4チームが最終審査に臨んだ。佐藤さんと三戸さんは、野球部の顧問を担当し、活動的な学年主任の男性教員にたくさん栄養を取ってほしいと、十六穀米を使用し、サツマイモで糖分を増やしたり、サケとシメジのバジル炒めを入れたりするなど工夫を凝らした。デザートにはクリームチーズとブドウを添えた。

 佐藤さんは「いつも頑張っている先生のために作ろうと思った」、三戸さんは「最優秀賞を受賞するとは思っていなかったので、とてもうれしい」と喜んだ。

 優秀賞=福島一中「勉強を頑張るお姉ちゃんへ―野菜たっぷり弁当」(斎藤実桜、森口珠羽)、福島二中「祖父に送る菌活弁当」(佐藤咲良)、本宮二中「腸活弁当」(渡辺陽菜、津守柚朱)