往時の姿...今に、復刻「チンチン電車」 福島交通掛田駅に展示

(写真上)復刻された路面電車の車内、(写真下)テープカットし路面電車の復刻を祝う関係者
福島交通は12日、伊達市霊山町の福島交通掛田駅で「路面電車復刻記念イベント」を開いた。復刻された路面電車の車両に地元住民らが当時の姿を思い出し懐かしんだ。
福島交通軌道線(愛称・チンチン電車)は1971年4月に全線が廃止となり、同社から9台の路面電車が各地に寄贈された。現存する車両は3台のみで、そのうちの1台の「1115号車」は同市の霊山こどもの村に保管されていたが、経年劣化が進み維持が難しくなった。その車両を福島交通が回収し、外装を当時の色彩に塗装したり内装のシート生地を張り替えたりして修復し、同駅に展示することになった。
式典では福島交通福島支社の村上伸一郎支社長があいさつ、須田博行市長が祝辞を述べ、関係者がテープカットして車両の復刻を祝った。その後、車両が公開され、来場者が車両を見学していた。
このほか、「路面電車を偲ぶ会」の安斎武会長による語り部や霊山太鼓演奏などが披露された。また、会場では「掛田マルシェ」も同時開催され、多くの来場者でにぎわった。
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