目指せ一輪車全国王者 福島工高・佐藤さん「悔いのない演技を」

木幡市長(右)に全国大会での活躍を誓った佐藤さん(中央)。左は菜花さん
余目一輪車クラブ(福島市)の佐藤歩緒(ふお)さん(福島工高1年)は23日、静岡市で開かれる全日本一輪車競技大会ソロ演技部門の男女テクニカルの部に4年連続で出場する。佐藤さんは「目標は全国チャンピオン。悔いのない演技をしたい」と意気込む。
同部門にはビデオ審査による予選を突破した男女8人が出場する。2分30秒の演技を行い、技の難易度や正確性、表現力などで順位を争う。
大会で鍵となるのは車体を体の周りで回す「シークレットサイド」と車体を2回転半させる「車体回転900度」の成功だ。佐藤さんは平日は2時間、休日は5時間の練習を週4、5日行い、本番に向けて調整を進めている。
これまでの全国大会は度重なるミスなどが原因で最高成績が5位にとどまっている。佐藤さんは「昨年より技の難易度を上げたが、絶対に納得できる演技をしたい」と強い思いを口にする。同クラブの監督を務める母菜花さんは「強い気持ちで練習に励んできたので見守りたい」と健闘を祈った。
佐藤さんは10日、福島市役所に木幡浩市長を訪ね、出場を報告した。