AIがいわき市民質問に回答 24時間、証明書取得や窓口案内 

 
AIチャットボットの画面

 いわき市は15日、住民票の取得方法やごみの分別など市民の問い合わせに人工知能(AI)が24時間自動で回答する「AIチャットボットシステム」の運用を開始した。市民の利便性向上と職員の業務負担軽減につなげる。

 県内中核市では福島市や郡山市に続いて3例目。市の公式ホームページの専用バナーや公式ラインから利用が可能で、市のキャラクター「フラおじさん」が市民の質問に答える。導入費用は341万円。

 質問は各種証明書の取得や相談窓口の案内などを想定。特にごみの分別関連への質問が予想され、専用の「ごみ分別チャットボット」を用意している。

 AIには想定問答を4千件ほど用意する予定で、住民の利用状況を基に学習させていく。草野隆弘市広報広聴課長は「回答状況などを基に毎月AIに勉強させていき、利便性を向上させていきたい」としている。