ペット同伴で避難訓練 いわき、飼い主が手順確認

ペットの健康チェックをする獣医師
いわき市は18日、各地で大地震や津波を想定した総合防災訓練を行った。永崎小ではペット同伴の避難訓練が行われ、飼い主らが避難の手順を確認した。
7月に行った大雨や洪水想定の総合防災訓練で、ペットの避難に関する問い合わせが寄せられたことから実施。犬や猫を飼う約20人が参加した。市内で最大震度6強の揺れを観測し、大津波警報が発表されたとの想定で行われた。
参加者は避難所である体育館の横に設けられたペット用のスペースに避難させ、養生テープにペットと飼い主の名前を書いて待機した。
その後、通常は避難してから2~3日後に行われるペットの健康チェックが行われ、普段食べている餌や飲んでいる薬、体調などを獣医師が飼い主に確認した。このほか持ち運び用のペットハウスに入れる訓練も行った。
市保健所生活衛生課野田泰弘課長は「まずはペットの感染症予防をしっかりとして人間だけではなく、ペットの食料などの備蓄もして災害に備えてほしい」と話した。
市保健所では飼い犬のしつけ方教室を無料で開いている。詳しくは市のサイトへ。問い合わせは市保健所生活衛生課動物愛護係(電話0246・27・8592)へ。