「新型コロナ」映画で後世に 高樹沙耶さん主演、1月公開予定

 
記者会見に臨んだ高梨さん(後列左)と高樹さん(前列中央)ら

 新型コロナウイルス禍で国民を救おうと奔走する地方議員と市民活動家の闘いを記録した映画「レターパック裁判~勇者の証~」の製作発表記者会見が福島県いわき市のいわき・ら・ら・ミュウで開かれ、監督と脚本の高梨由美さんらが作品に懸ける思いを語った。いわき市などで撮影を行い、来年1月の公開を予定している。

 高梨さんは2018年公開の平工高軟式野球部の活躍を軸にしたドキュメンタリー映画「それぞれのヒーローたち」のプロデューサーを務めた。

 今作の経緯について高梨さんは「新型コロナは後世に伝えて残していかなければいけないこと。子どもたちの命と未来を守るためにも映画しかないと思った」と説明した。

 10年ぶりの俳優復帰となった高樹沙耶さんを主演に起用。ロックバンド「クリスタルキング」の元ボーカル田中昌之さんが特別出演し、主題歌「君が教えてくれた」を担当する。高樹さんは「本当に伝えたいと思う作品に出演できることは女優冥利(みょうり)に尽きる。企画者の思いに乗って演じていきたい」と語った。会見は10月30日に開かれた。