マンガで読んで!朝河貫一の功績 県内中学、高校、支援校に贈る

 
大沼教育長に書籍を手渡す(左から)安藤さんと甚野会長

 二本松市出身の世界的歴史学者朝河貫一の生誕150周年に合わせ、朝河貫一博士顕彰協会は県内の全ての中学、高校、特別支援学校に朝河の関連書籍を贈る。学校図書として活用してもらい、若い世代に本県から世界的な学者となった朝河の功績を伝える。

 中学、高校などに贈られるのは、協会が発行する「現代文で読む 日本の禍機」と安藤智重副代表理事が著者の「マンガで読む歴史学者・朝河貫一」の2冊。甚野尚志(たかし)会長らが県庁を訪れ、大沼博文教育長に目録を手渡した。

 甚野さんは「中学生、高校生に(本を)読んでもらい、平和やグローバリズムを知るきっかけにしてほしい」、安藤さんは「本県を代表する学者の一人。世界情勢が緊迫化する中、平和とは何なのかを一人一人が考えることにもつながると思う」と語った。渡辺剛代表理事も同席した。