食料高騰には「三つの背景」 YMCセミナー、元東北大教授が講演

 
近年の食料価格高騰の背景などを解説する盛田氏

 福島民友新聞社、読売新聞社、福島中央テレビによるYMC郡山セミナー(代表幹事・滝田康雄郡山商工会議所会頭)は18日、郡山市の郡山ビューホテルアネックスで講演会を開いた。元東北大教授の盛田清秀氏(71)が「世界の食料事情と日本の食料安全保障―近年の食料価格高騰の背景と見通し―」をテーマに考えを語った。

 盛田氏は直近の食料価格高騰の背景には、一時的なロシアによるウクライナ侵攻と円安のほか▽世界人口増加・新興経済大国の経済成長▽バイオ燃料生産の増加と原料穀物などの加工向け需要拡大▽地球温暖化による干ばつや洪水などの頻発―の三つの構造変化があると指摘した。

 今後の日本の食料や農業問題については「日本経済に与える影響も視野に入れ、農業政策をどうするのかを考えなければならない段階に来ている」と述べた。

 セミナーは、会員や一般市民ら約40人が聴講した。