第3月曜は「おてらごはん」 相馬・興仁寺、地域の安らぎの場に

 
食堂にやってきた親子と交流する名木橋さん(中央)

 相馬市中村の興仁寺は18日、地域住民の交流の場「みんなの食堂~おてらごはん」を初めて開いた。今後、子どもや子育て世代を中心に、地域の誰もが集える場所として毎月第3月曜日に食堂を開く予定。運営する副住職の名木橋大光さん(30)は「心の安らげる場所をつくりたい」と話した。

 名木橋さんは大学卒業後、東京都の祐天寺で職員として勤務し、同寺が積極的に取り組んでいた日曜学校やキッズスクールなど「児童教化」を担当した。そんな中、子ども食堂にも関心を高め、「みんながほっと一息つける場所を相馬にもつくりたい」と考えるようになったという。昨年3月に父が住職を務める興仁寺に戻ってからは、妻の彩子さんと食堂の開設に向けて準備を進めてきた。

 みんなの食堂は午後4時~同7時、同寺の一室を子どもたちが勉強したり、遊んだりできる場所として開放する。カレーなどの食事も30食程度準備する予定で、中学生以下には無料で振る舞う。

 初日は親子連れや、同寺の檀家(だんか)など約30人が訪れ、名木橋さん夫婦が腕を振るったカレーを味わいながら、ゆったりと過ごした。活動が軌道に乗れば、地域住民の協力を得て、夏休みの子どもの居場所づくりにも取り組むという。名木橋さんは「こうした活動を続けることで、困ったときの居場所になるような寺にしていきたい」と話した。