只見線を「世界一」応援される鉄道に 角田さんボランティア最高賞

 
ボランティア文部科学大臣賞を受賞した角田さん。「世界一応援される只見線に」と意気込む

 豪雨被害から復旧し、全線再開通したJR只見線を応援する角田杏さん(12)=只見中1年=は、ボランティア活動に取り組む青少年をたたえる「第27回ボランティア・スピリット・アワード」(ブルデンシャル生命などの主催)で文部科学大臣賞を受賞した。「世界一応援される鉄道『只見線』を目指したい」と意欲を新たにしている。

 只見線は一昨年10月、全線再開通を果たした。地域住民が乗客を歓迎する光景を目の当たりにした角田さんは「感動した。これからも応援していこうと決めた」という。

 角田さんはJR只見駅周辺で、横断幕やシャボン玉を使い、乗客をおもてなししている。また、只見線全36駅を自転車で巡ることにも挑戦し、多くの鉄道ファンと交流を深めた。昨年9月には町内外の小中学生を集めて「只見線こども会議」を開催。「只見線に観光列車を走らせたい」などの意見を出し、実現するための署名活動に励んだ。

 同アワードには全国から464件の応募があり、角田さんは中学生部門の最高賞に選出された。

 受賞報告会が12月21日、只見町役場で開かれた。角田さんは「最初は家族のイベントだったが、次第に大きくなっていった。話しかけることから全てが始まる。沿線住民のマイレール意識が必要になってくると思うので、これからも頑張っていきたい」と話した。

 報告会に立ち会った渡部勇夫町長は「さまざまな人と交流しながら活動した、杏さんの行動力があってこそ。大人も刺激を受けた」とたたえた。