小中学生、実験通し放射線学ぶ エフレイ講座、福島高専生が指導

 
高専生の指導で放射線について学ぶ児童ら

 福島国際研究教育機構(エフレイ)は8日、いわき市で福島高専と連携した小中学生向けの体験講座「エフレイ・サイエンスラボ」を開いた。高専生が実験を通じて子どもたちに放射線の特徴を伝えた。

 若い世代の人材育成の取り組みとして初めて開催した。エフレイの研究者らが内容を提案し、高専の学生が指導役を務めた。

 午前の部では、小学生2人が福島高専の2年生4人の助言を受けながら実験に挑戦した。計測器を使って食品などに含まれる放射線カリウムを計ったほか、アクリルや鉄などで遮った場合の放射線量の違いも調べた。また蒸気内の反応で放射線の通り道を観察する「霧箱」の実験も行った。

 実験に参加した吉尾篤人さん(泉小6年)は「遮られることで放射線に違いが出ることが分かり、面白かった」と話した。指導に挑戦した福島高専機械システム工学科の田仲穂乃花さんは「震災伝承の意味でも放射線のことを正しく理解してもらえれば」と語った。

 エフレイは今後も県内の高等教育機関や高校などと連携し、同様の講座を開催していく方針。