110番「正しい利用を」 パラ砲丸・斎藤選手が一日通信指令室長

 
通信指令業務を体験する斎藤選手

 「110番の日」に合わせ、県警は10日、県内各地で広報活動を展開した。県警本部では、福島市在住で、昨年7月のパラ陸上世界選手権の女子砲丸投げで銅メダルを獲得した斎藤由希子選手(SMBC日興証券)が一日通信指令室長を務め、適切な110番通報の利用を呼びかけた。

 「事件ですか。事故ですか」。若田英(たけし)本部長から委嘱状を受けた斎藤選手は、通信指令室で模擬通報の受理と指令を体験した。昨年4月に本格運用が始まった通報者からスマートフォンで現場の映像や画像を送ってもらう「110番映像通報システム」の対応も実施した。斎藤選手は「110番通報の大切さと電話を受ける大変さを実感した。110番通報の正しい利用をお願いしたい」と話した。

 110番件数、5年で最多

 県警は10日、昨年の110番受理件数を発表した。総受理件数は12万6672件(前年比1万6358件増)で、過去5年間で最多となった。総受理件数のうち、いたずらや無応答、誤った通報といった「非有効受理件数」は4万1447件(同9615件増)だった。県警によると、スマートフォンの振動などで自動的に110番通報されるケースも増えているという。映像通報システムは、昨年12月末時点で221件の利用があった。

 県警は、緊急を要しない要望などについて警察相談専用電話「#9110」や最寄りの警察署窓口への相談を呼びかけている。