健康へ運動と脳トレ融合 「ライフキネティック」指導に力、伊達

 
ライフキネティックを指導している大内さん

 福島県民の健康づくりに役立ててもらおうと、伊達市の大内克泰さん(53)は、運動と脳トレーニングを融合したプログラム「ライフキネティック」の指導に力を入れている。大内さんは「脳科学の進歩は早い。人間の脳は大部分が眠っており、シナプスに新しい刺激を与えることで行動変容につながっていく」と話す。

 大内さんによると、ライフキネティックは簡単な運動と脳トレーニングを一体化させたドイツ生まれのプログラムで、運動習慣がない人も取り組める。幼児から高齢者まで参加者の裾野が広く、学習や運動能力の習得が早まるなどの効果が実証されている。

 このためドイツでは幼稚園や小学校約800校の授業に導入されているほか、トップアスリートが導入してパフォーマンスを向上させているという。

 大内さんは新潟県南魚沼市出身。神奈川県のフィットネスクラブで23年間にわたり、水泳コーチや管理職を務めた。東日本大震災後退職し、2013年から伊達市で子どもたちの支援活動に取り組み始めた。15年にはドイツに渡り、脳科学などを学んだ。19年に同市保原町に「遊VIVA GYM」を開設した。

 大内さんの脳トレーニングを取り入れている同市梁川町のナプロアースでは、朝礼時に大内さんが指導している。同社の橘内尚明さん(34)は「取り組むとすごく脳が疲れるけれど、すっきりする。現場でもアイデアが出て、徐々に効果が表れてきているのではないか」と感想を語る。

 大内さんは「地元の人材育成は地元が担っていくことが大事だ。そのお手伝いができれば」と意気込んでいる。ライフキネティックに関する問い合わせは大内さん(電子メールko-jiya@b-life-id.com)へ。