良きライバル、立派な警察官に...双子兄弟、福島県警察学校を卒業

 
初任科長期課程を卒業した魁里巡査(左)と悠里巡査

 福島県警察学校は26日、福島市の同校で初任科長期課程(高卒程度)の卒業式を行った。男性43人、女性21人の計64人が警察官としての決意を新たにした。

 黒田典男学校長が総代の武藤凌巡査(26)に卒業証書を手渡し、式辞を述べた。若田英(たけし)本部長が「県民が何を求めているのかを理解し、自己研さんに励んでほしい」と訓示。武藤巡査が「県民を守るという崇高な信念を持ち、信頼される警察官になることを固く誓う」と答辞を述べた。

 卒業生64人は昨年4月に入学。約10カ月にわたって警察官の基礎知識を学んだ。26日付で双葉署を除く県内21の警察署に配属され、約3カ月間の職場実習を受ける。

 兄弟そろって「研修成績優秀」表彰

 昨年4月に県警察学校に入学した双子が26日、卒業を迎えた。会津坂下町出身の伊藤魁里(かいり)巡査(19)、悠里巡査(19)の兄弟はそろって「研修成績優秀」の表彰を受けて卒業。2人は「良きライバルとして、常に高め合うことができた」と晴れやかな表情で話した。

 2人は高校生の時に警察官を志した。弟の悠里さんは車にひかれそうになった経験から交通課への配属を希望していて「学校生活を通して、一人の人間として成長できたと思う」と日々の訓練を振り返った。

 魁里さんは福島北署、悠里さんは二本松署にそれぞれ赴任する。卒業まで共に過ごしてきた2人は、異なる場所で生活することになるが「自分たちにできることをして、立派な警察官になりたい」と声をそろえた。