「ごんぎつね」考察、本出版 ザベリオ小中校長「新たな発見を」

 
「ごんぎつね」を題材とした書籍を刊行した高橋校長

 福島県郡山市の郡山ザベリオ学園小中学校の高橋正人校長(68)は、小学校国語の教材「ごんぎつね」を題材とした「『ごんぎつね』の謎解き~ごんをめぐる対話篇~」を出版した。書籍の刊行は3冊目。

 高校生の「アキ」と兄の「トオル」が対話形式でごんぎつねについて考察していく形式。4部構成で1部では「ごん」の再発見、2部では隠れた神、3部では主人公の友人「加助」について、4部では食べ物の持つ意味と能の分類の一つ「夢幻能」などを中心に物語を考察している。

 学習指導要領で提唱されている「主体的・対話的で深い学び」の実現を目的に今回の作品を刊行した。高橋校長は「今学習している児童も、かつて学んだ人も読むことで新たな発見をしてほしい」と話した。

 書籍は四六判で286ページ。価格は2200円。インターネットなどで販売しているという。

 54冊を郡山市に寄贈

 高橋校長は24日、子どもたちの学習に役立ててもらおうと「『ごんぎつね』の謎解き~ごんをめぐる対話篇~」54冊を郡山市に寄贈した。

 寄贈式は市役所で行われ、高橋校長が小野義明教育長に書籍を手渡した。高橋校長は「文学を通して心の豊かさを築いていく一助になってほしい」と話した。書籍は全ての公立小学校や義務教育学校で活用される。