海外移住の子孫、ふるさとへ 北・中南米から「福島の文化発信」

 
内堀知事(中央)と懇談した各国県人会の若手会員

 中南米や北米への移住者の子孫ら4人が29日、福島県庁を訪ね、内堀雅雄知事らと懇談した。福島県の情報発信を母国で継続的に担う人材を育成する県の研修の一環で、印象に残った人との出会いや食文化などに意見を交わした。

 4人はアルゼンチンやブラジル、米国の各県人会の19~27歳の会員。米シアトル県人会のクサカベ・リサ・マリエさんは「福島の文化について理解を深めることができた。帰国後に情報発信するのが待ち遠しい」と語った。

 内堀知事は「皆さんは母国と福島を結ぶ友好の架け橋。滞在を通じてすてきな思い出をつくり、お互いの絆を強めてほしい」と述べた。

 一行は県海外移住家族会会長の佐藤憲保自民党県議とも面会。佐藤会長は「東日本大震災からの復興はまだまだ課題があるが、ぜひ今の姿を母国で報告してほしい」と語った。

 研修は24日から2月1日まで。日本酒や伝統工芸などの魅力と復興状況を学び、終盤にかけて会津と浜通りを視察する。