授業分析アプリ開発 郡山の企業、教員の負担軽減と指導力向上へ

 
(写真上)アプリを紹介する渡辺統括本部長、(写真下)授業中に先生と生徒の話した割合を分析した画面

 生体情報などを用いたマーケティング事業を行うFACT4(福島県郡山市)は、教員の指導力向上を目的に授業の分析や振り返りを支援するアプリケーション「classtock(クラストック)」を開発した。アプリは郡山市の芳山小、橘小、明健小で試験的に導入されており、芳山小で26日、報道陣に公開された。

 アプリは郡山市内の中小企業などが開発した製品やサービスを市が認定し、販路拡大を支援する「令和5年度郡山市チャレンジ新製品認定事業」で認定を受けた。経験豊富な教員の指導法をデータ化することで若手教員への継承を容易にでき、授業の分析における教員の負担軽減も期待できるという。

 録音機能があり、自動で文字起こしができるほか、教員と生徒が授業で発言した割合を分析し、生徒がどれだけ主体的な授業をしていたかの指標にすることができる。録画や授業の流れを記録する機能も備わっている。

 この日はFACT4の渡辺誠一郎統括本部長が実際の授業の様子をアプリで分析した画面などを紹介し、「先生方が蓄積したノウハウを共有することで、授業準備の負担を軽減できる」と話した。アプリ開発の初期段階から関わっている芳山小の難波和生校長は「先生のなり手が少ない中、こうした機能を使うことで、魅力的な教員になれると思う」と述べた。市は今後、市内のほかの小学校での導入も検討している。