ギターで福島を元気に 東京で25、26日に国内外製作者集うフェス

 
フェスに出品する自作のギターを手にする佐藤さん

 東京都で25、26の両日開かれる国内外の一流のギター製作者が集う「TOKYOハンドクラフト・ギター・フェス2024」に、佐藤ギター工房(郡山市)代表の佐藤亮太さん(65)が初出品する。佐藤さんは「福島発の楽器を広く知ってもらい、福島を元気にするような楽器作りに取り組んでいきたい」と話している。

 幼い頃からギターを演奏してきた佐藤さんは就職後も独自に楽器の製作や修理を学んできたが、東日本大震災後に「自分の本当にやりたいことでふるさとの復興の力になりたい」と決心。本格的にギター製作を学び、2017年に工房をオープンさせた。これまでに約30本を製作、県内外のミュージシャンにも楽器を提供してきた。

 そんな中で昨年9月、知人の紹介で国際的にも高く評価されている「SAKATA・GUITARS」(山梨県)代表の坂田久さんと出会い、フェスへの参加を勧められた。

 昨年10月からフェス出品用のギターを製作。希少木材のハカランダなどを用い、さらに構造や各部の調整、部品の素材の違いなどで音色の異なる2本を完成させた。「日本人の体に合うように作り上げた。どう評価されるのか楽しみ」と佐藤さん。本県産のサクラ材の乾燥作業も進めており「将来的には福島発のギターを作り上げたい」と意気込んでいる。