初の小説がMIRAI文学賞 須賀川出身の梅若とろろさん喜び語る

 
橋本市長に受賞を報告した梅若さん(右)

 東日本大震災をテーマにした若者の創作をたたえる第2回「岩手・宮城・福島MIRAI文学賞・映像賞」で文学賞に輝いた須賀川市出身の大学生梅若とろろ(本名伊東沙也加)さん(23)=京都府在住=が須賀川市役所を訪れ、橋本克也市長に受賞を報告した。梅若さんは「小説の執筆には初めて挑戦した。古里を題材にした作品で賞をもらえてうれしい」と喜びを語った。

 受賞作「かえるところ」は、悩みを抱えた青年が須賀川市を訪れ、人々との交流を通して一歩踏み出す物語。梅若さんは「進学で地元を離れ、改めて須賀川の魅力に気が付いた」と古里への思いを口にし「須賀川といえばウルトラマン。見慣れた景色や思い出と照らし合わせて2カ月ほどで書き上げた」と振り返った。

 橋本市長は受賞作に関し「読んでいて街の情景や地元の人柄が浮かぶ。多くの人に須賀川を知ってもらうきっかけになった」とたたえ、今後の活躍を期待した。

 梅若さんは現在、京都女子大で古典文学を学んでいる。「俳句や短歌に親しみがあるのは(俳句が盛んな)この街に生まれたおかげ。これからも多くの人に喜んでもらえる作品を作っていきたい」と穏やかな笑顔を浮かべた。梅若さんは4月18日に市役所を訪れた。

 受賞作は公式ホームページに公開されている。福島、宮城、岩手3県の観光PRなどにも活用される予定。