夢はプロ選手! 小6キックボクサー、東北・関東35キロ級王者に

 
チャンピオンベルトを巻く佐藤さん。「今まで以上に練習を頑張る」と誓う

 相馬市のキックボクシングジム「阿修羅クラン」に所属する佐藤笑共(えく)さん(11)=中村二小6年=は、東北、関東地方の選手が出場する大会の35キロ級王座決定戦で勝利した。念願のチャンピオンベルトを手にした佐藤さんは「本当にうれしい。ジムの仲間、家族、みんなに感謝したい」と満面に笑みを見せた。

 大会は「聖域(サンクチュアリ)チャレンジ」と呼ばれ、仙台市で4月に開かれた。チャンピオンが不在となったため王座決定戦が組まれ、35キロ級ランキング2位だった佐藤さんが格上となる1位の岩手県の選手と戦った。相手とは過去2度戦い、1敗1分け。3度目となる対戦で勝利をつかもうと、試合日が決まるとハイキックを強化するなどの対策を練った。

 試合は1分30秒2ラウンド制で争われた。第1ラウンドは両者の力が拮抗(きっこう)して終了。第2ラウンドは押され気味の展開だったが、磨きをかけた佐藤さんのハイキックが相手を捉え、ダウンを奪った。勝敗は判定に委ねられ、レフェリーが佐藤さんの左手を高々と掲げた瞬間、喜びが湧き上がってきた。

 佐藤さんは小学1年生の時にキックボクシングを始めた。テレビで見たプロ選手の姿に憧れたのがきっかけだった。現在は日曜日を除く週6日ジムに通い、ミットへの打ち込みなどに励んでいる。練習を繰り返すことで、ガードやパンチ力といった自分の課題が少しずつ克服されていくことが喜びだという。「夢はプロのキックボクサー。実現するために今まで以上に練習を頑張る」と佐藤さん。さらなる高みを目指して努力を重ねるつもりだ。