フレイル予防、筋肉鍛える 福島医大協力、楢葉町が高齢者教室

 
四つんばいになって片手片足を上げるトレーニングに取り組む参加者

 楢葉町は4日、福島医大の協力を得て高齢者を対象とした健康教室を開いた。約30人が参加し、加齢に伴い筋力が衰えるフレイル(虚弱)を予防するためのトレーニングに臨んだ。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を受けて県と福島医大が始めた県民健康調査では、避難を余儀なくされたことなどによる生活環境の変化の影響で、避難区域が設定された地域の住民の間で生活習慣病が増えたことが分かっている。こうした調査結果を踏まえ、運動の機会のない人に運動を習慣付けてもらおうと健康教室が企画された。

 教室は1~4月に1回目のプログラムが実施され、この日は8月まで定期的に開催される2回目のプログラムの初回。参加者は福島医大の専門職や町の保健師らの指導を受けながら、体全体の筋肉を鍛える10種類のトレーニングを行った。

 福島医大放射線健康管理学講座の理学療法士の阿部暁樹(としき)さんは「高齢者の体の使える筋肉を増やしていきたい」と語った。