立候補予定4氏が福島『将来像』訴え 福島市長選・公開討論会

 
公開討論会に臨む(左から)桜田氏、小林氏、木幡氏、法井氏

 任期満了に伴い12日告示、19日投開票で行われる福島市長選の立候補予定者による公開討論会が9日、同市で開かれた。現職の小林香氏(58)=1期、新人で前復興庁福島復興局長の木幡浩氏(57)、元県議の桜田葉子氏(60)、幼児園長の法井太閤氏(72)の4人が市の将来像などをテーマに政策を訴えた。福島青年会議所の主催。

 4人は大きく二つのテーマで質問に答えた。人口減少について小林氏は「子育て応援手当を導入し、待機児童解消を進めている」と実績を強調、木幡氏は「人口減の抑制と実態への対策をバランス良く進める」と主張した。桜田氏は「『福島版ネウボラ』の導入による切れ目のない子育て支援」を訴え、法井氏は「毎月5万円の子育て支援金の給付」を提案した。

 また、地域活性化について小林氏は「メディカルバレー推進とコンベンション施設整備」、木幡氏は「農業、商工業、観光がより一体となった経済活性化」、桜田氏は「企業が進出しやすい土地利用計画とトップセールス」、法井氏は「市民全員が株主となる『株式会社福島市』の取り組み」をそれぞれ挙げた。