「福島市長選」12日告示 現新4氏が立候補予定、選挙戦確実に

 

 任期満了に伴う福島市長選は12日、告示される。いずれも無所属で再選を目指す現職の小林香氏(58)=1期、新人で前復興庁福島復興局長の木幡浩氏(57)、元県議の桜田葉子氏(60)、幼児園長の法井太閤氏(72)が立候補を予定しており、2005(平成17)年以来となる現新4氏による選挙戦が確実な情勢だ。

 明確な争点はなく、震災と原発事故からの4年間の復興の総括に加え、子育て支援や地域活性化など課題への対応や来春に中核市移行を控えた同市の将来像をどう描くかが選挙戦の焦点となりそうだ。

 政党は自民党が早々と自主投票を決定したほか、公明党も候補者推薦を見送った。民進系の支持団体や社民党は木幡氏を支援。共産党も推薦は行っていない。

 小林氏は1期目の実績と市政の継続、木幡氏は岡山県副知事など総務官僚の経験、桜田氏は県議を4期務めた実績、法井氏は独自の子育て支援策をそれぞれ訴える。

 投開票は19日に行われる。9月1日現在の有権者数は23万8890人(男性11万5463人、女性12万3427人)。