2候補、支持拡大に奔走 福島県議補選、相馬市・新地町選挙区

 

 現職の死去に伴う県議補選相馬市・新地町選挙区(欠員1)は9日の投開票に向け、終盤戦を迎えている。いずれも新人で元相馬市議の門馬優子氏(47)=自民、荒秀一氏(67)=無所属=の2人が1議席をめぐり、支持拡大に奔走している。

 県選管によると4日現在の期日前投票者数は2636人で前回同期比の3.5倍と好調だが、両陣営とも最終的な投票率は前回2015(平成27)年の県議選の66.14%を下回り、60%前後になると予想する。

 門馬候補は若さと女性目線を強調。自民党公認としての実行力を訴え、公明党や多数の業界団体から推薦を受ける。党の国会議員や県議、市議が応援に入り、組織力で知名度向上や政策浸透を図っている。女性対象の演説会など女性の支持拡大も進めている。

 荒候補は市議5期の実績をアピール。草の根運動で選挙区を巡り、支持拡大を目指す。支援を受ける国会議員、県議会会派県民連合の県議も相次いで選挙区入りし、市議会で同じ会派だった市議の応援を受けながら反自民票や無党派層の票取り込みも図っている。