福島県議補選「伊達市・伊達郡」新人2氏立候補 選挙戦に突入

 

 知事選に合わせて行われる県内5選挙区の県議補選(各欠員1)は19日、告示された。伊達市・伊達郡選挙区はいずれも新人で、会社役員の佐々木彰氏(53)=自民、団体職員の大橋沙織氏(27)=共産=の2人が立候補し、選挙戦に入った。投票は知事選と同じ28日に行われ、即日開票される。18日現在の同選挙区の有権者数は8万2893人(男性4万241人、女性4万2652人)。

 市と郡の連携進める

 【佐々木彰候補】伊達市霊山町の選挙事務所近くで出陣式を行い、支持を訴えた。

 佐々木候補は「伊達市、伊達郡の連携をしっかり進める」と強調。産業振興や医療介護の充実などの公約を掲げ「住民が暮らしていて良かったと思える地域づくりにまい進する」と語った。

 亀岡偉民衆院議員、森雅子参院議員、高橋一由市議会議長、佐藤金正川俣町長らが激励。吉田一政連合後援会長、橘内久芳選対本部長があいさつした。

 若者の声を届けたい

 【大橋沙織候補】伊達市保原町の選挙事務所近くで出陣式を行い、第一声で支持を訴えた。

 大橋候補は「伊達の声、若者の切実な声を県政に届けたい。安倍政権に審判を下す選挙」と強調。小中学校の学校給食無料化、農商工業の後継ぎ支援制度などの公約を上げたほか、「原発ゼロを発信できる県政にする」と決意を述べた。

 山田裕選対本部長があいさつし、阿部裕美子県議、野口徹郎共産党県委員会書記長、岩渕友参院議員らが激励した。