会津高で主権者意識育む「模擬知事選」 1年生・240人が1票

 
模擬の1票を投じる生徒ら

 28日投開票の知事選の実際の候補者に高校生が1票を投じる模擬知事選が19日、会津若松市の会津高で行われ、生徒らが主権者意識を育んだ。

 県選管が県教委などの協力を受けて実施し、同校の1年生約240人が参加。生徒らは実際の選挙公報や候補者へのアンケートが掲載された新聞記事などを読み、それぞれの政策を比較。知事の役割や地方自治の仕組みも学び、模擬投票に臨んだ。

 参加した女子生徒(16)は「投票までの流れを体験でき、選挙への実感が湧いた。震災復興の政策の違いで投票する候補者を決めた」と話した。

 開票は実際の選挙に影響を与える恐れもあるため、知事選後に行われる。同校では開票結果を生徒に公表する。授業で活用することも検討するという。

 模擬知事選は同日、只見高でも行われたほか、25日にはふたば未来学園高で実施される。