共産党が新人・熊谷氏擁立 衆院選福島5区、衆参同日選を視野

 

 共産党県委員会は6日、7月予定の参院選に合わせた衆参同日選を視野に、新人で党いわき・双葉地区委員長の熊谷智氏(39)を次期衆院選福島5区に擁立すると発表した。熊谷氏は県庁で記者会見し「福島の応援者や原発事故の被害に苦しむ県民に希望を手渡せる結果を出したい」と話した。

 同日選を想定し、衆院選の候補者擁立を発表したのは同党が初めて。県委員会は今後、県内のほかの選挙区でも人選を進める。

 一方、参院選では野党各党が福島選挙区(改選1)に統一候補を擁立することで合意している。町田和史県委員長は会見で「総選挙となれば、政権を決めることになる。市民と野党の共闘を進める立場として他党とも接したい」と話した。