「新西会津町議」現新12人に当選証書 町政の発展に決意を新た

 
当選証書を受ける上野氏(左)=西会津町

 西会津町選管は24日、23日に投開票された同町議選の当選者12人に当選証書を付与した。当選した現職9人と新人3人は町政発展に決意を新たにした。

 交付式は24日、町役場で行われ、豊島洋一町選管委員長が当選した上野恵美子氏ら一人一人に当選証書を手渡した。

 豊島委員長は「町政を担うものとしての重みを痛感してほしい」とあいさつした。

 女性新人がトップ当選

 23日投開票が行われた西会津町議選(定数12)は、現職12、新人4、元職1の計17候補が、2票差で当落を分ける激戦を展開した。

 前回は立候補がなかった女性候補として注目された新人の上野恵美子氏は517票でトップ当選。荒海正人、小林雅弘両氏と共に新人3人が当選した。一方で前回よりも票を落とす現職が多かった。

 上野氏は唯一の女性候補として女性目線のまちづくり、27歳の荒海氏は若者らしい政策を訴え、新たな層で票を掘り起こした。

 同町は、65歳以上の人口が2015(平成27)年の調査で43・6%と高齢化が進む。こうした現状を反映してか、有権者はこれまでいなかった人材を選択したとも言える。期待を受けた新人、経験豊かな現職。新議員には、高齢社会の中で町を活性化させるため力を尽くすことが求められる。