磐梯町議選・無投票当選の佐藤氏に当選証書 新町議は現新10人

 
当選書証を受ける佐藤氏(左)=磐梯町

 磐梯町選管は24日、任期満了に伴う町長選で無投票当選した佐藤淳一氏、23日投開票が行われた町議選で当選した10人に対し、当選証書を付与した。佐藤氏、新町議の任期は26日から4年。

 付与式は町役場で行われ、寺島清隆選管委員長が佐藤氏と、玉水まどか氏ら新町議となる当選者一人一人に当選証書を手渡した。

 寺島委員長は「町民が安心して暮らせる町、活力ある町づくりを行うことを期待する」とあいさつした。

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 任期満了に伴い23日に投開票が行われた磐梯町議選(定数10)は現職6人、新人4人が当選した。

 新議員の平均年齢は59.1歳で、60.6歳だった前回当選者に比べて1歳若返った。トップ当選は女性候補で新人の玉水まどか氏(37)。唯一の300票台となる361票を獲得した。穴沢一郎氏(61)も239票を得て3位に入り、新人2人が上位当選を果たした。

 5月の立候補予定者説明会に出席したのは10陣営で、無投票かと思われた。玉水氏の出馬で選挙戦となった。町内には「なり手がいない」との声もある。新議員には議会の存在意義を高める活発な議員活動が求められる。

 財政や人口減少など課題が山積する中で、若い世代の育成は、町を次世代に引き継いでいくための最重要課題だ。新議員には民意を町政にしっかりと届け、課題を解決してもらいたい。