任期満了に伴う会津若松市長選は２８日告示され、いずれも無所属で、新人の元県議会議長平出孝朗氏（６２）、３選を目指す現職の室井照平氏（６３）＝２期、新人の前市議阿部光正氏（６９）の３人が立候補した。４年前の前回は現職が無投票で再選しており、選挙戦は８年ぶり。投開票は８月４日。

　２期８年の実績を強調し市政継続を訴える室井候補に対し、平出候補は現市政が進める庁舎建て替え計画を見直す立場を明確にし争点化を図る。阿部候補も独自の産業振興策などを掲げ市政刷新を訴える。
を訴える。

　平出候補は産業振興施策が最優先との考え。学校給食の無料化、女性の就業機会創出などを主張する。

　室井候補は雇用創出や情報通信技術（ＩＣＴ）を活用した教育環境の充実、農業振興策を掲げる。

　阿部候補は、独自の観光誘客施策を強調する。公職選挙法により、立候補に伴い市議を自動失職した。

　２７日の選挙人名簿登録者数は１０万３６７人（男性４万７３８２人、女性５万２９８５人）。