市政課題は「観光振興」 会津若松市長選・候補者アンケート

 

 8月4日投開票の会津若松市長選は中盤戦に入り、いずれも無所属で、新人の元県議会議長平出孝朗候補(62)、3選を目指す現職の室井照平候補(63)=2期、新人の前市議阿部光正候補(69)の3人がそれぞれの政策を訴えている。福島民友新聞社は3候補にアンケートを行い、目指すべき市の将来像や課題を聞いた。

 市政の課題では3候補とも「観光振興」を挙げ、市の基盤産業である観光産業の活性化を重視する。観光振興以外の課題として平出、室井の両候補は「子育て支援」、阿部候補は「農業振興」を挙げた。

 2025年度まで市役所本庁舎の建て替え方針が示されている市庁舎整備については、平出、阿部両候補は見直しを求める。平出候補は産業振興などを優先すべきだとし、阿部候補は郊外での建設が理想とした。室井候補は整備費を抑制しつつ、推進する考えを示した。