支持拡大へ現新48人...投票率低下を懸念 郡山市議選・終盤情勢

 

 任期満了に伴う郡山市議選(定数38)は9日、投開票の11日まで残り2日となった。現職32人、元職3人、新人13人の計48人が支持拡大に向け、終盤の追い込みを図っている。

 各陣営は地元の票固めや浮動票の獲得に奔走。中心市街地に次いで有権者が多い富久山地区をはじめ、現職不在の同市西部の片平地区などからどれだけ集票できるかも当落の鍵を握りそうだ。

 前回4年前の市議選には定数を大幅に上回る62人が立候補したが、投票率は43.85%と、補選を除き過去最低だった2011(平成23)年から0.75ポイントの微増にとどまった。ある陣営は「候補者が前回より少ない上、地盤と組織を固めている現職が有利との見方が強く、選挙ムードは低調」として投票率の低下を懸念、投開票が連休と重なることを踏まえ、期日前投票の呼び掛けに注力している。

 当選ラインは陣営によって異なるが「混戦による票の分散で1600票台だった前回より上がる」として1800票程度と見込む陣営が多い。