「代表」決めず福島県議選へ 国民民主党県連、代表代行が運営

 

 増子輝彦参院議員(福島選挙区)の辞任に伴う国民民主党県連の後任代表を巡り、党県連は9日、11月の県議選終了まで代表を決めず、現在の役員体制を維持することを決めた。小熊慎司衆院議員(比例東北)と瓜生信一郎県議の両代表代行が県連を運営する。

 新代表と連動する役員人事を避け、告示まで3カ月を切った県議選への影響を最小限にとどめる狙い。9日、福島市で開いた総務会に瓜生氏が体制維持の案を諮り、全会一致で了承された。代表については県議選後に再協議する。

 総務会は冒頭を除き非公開。瓜生氏は終了後、報道陣に「(現体制の維持が)最良の選択と判断した。一致団結して県議選での全員当選を目指す」と述べた。小熊氏は出席しなかった。増子氏は参院選福島選挙区敗北を受け県連代表を退く意向を示し、7月26日の県連総務会で了承された。小熊氏と瓜生氏の両代表代行が後任人選を一任されていた。