「桑折町議選」投票率56.70% 12年ぶり選挙戦、関心高まらず

 
関根委員長から当選証書を受ける当選者(左)

 9月29日に投開票された桑折町議選(定数12)は計13人が立候補し、現職10人、新人2人が当選した。今回は2007(平成19)年以来12年ぶりの選挙戦。しかし有権者の関心はさほど高まらず、投票率は同年の70.90%から14.20ポイント下げ、56.70%と過去最低を記録した。

 正副議長を務めた現職2人が計1796票と総得票数の3割以上を獲得。任期途中で辞職した過去がある元職は、票を伸ばすことができず涙をのんだ。

 投票率の低下について、関根勉町選管委員長は「選挙戦が12年ぶりで(選挙への)町民の関心が低くなっていた」と分析。無投票が続いたことで議員の認知度が下がっていたことも指摘した。

 新町議に当選証書

 桑折町議選の当選証書付与式は30日、町役場で行われ、新町議12人が町勢発展へ決意を新たにした。任期は14日から4年。

 関根勉町選管委員長が当選者一人一人に証書を手渡し「4年間熱い思いで地域、町の発展へ尽力願う」とあいさつした。高橋宣博町長が「町民の幸せと町の発展を共に実現していこう」と述べた。