福島県議選「期日前投票」14万510人 前回比で1万2878人増

 

 県選管が9日発表した第19回県議選期日前投票の状況によると、投票日2日前となる8日現在の投票者数は14万510人に上り、2015(平成27)年の第18回を1万2878人上回った。

 19選挙区のうち投票が行われる10選挙区の有権者120万6756人(10月30日現在の選挙人名簿登録者数)に対する割合は11.64%。

 前回無投票だった選挙区を除くと福島市、会津若松市、郡山市、いわき市、石川郡、白河市・西白河郡、相馬市・新地町の7選挙区全てで前回を超えた。

 投票者数を選挙区別で見ると、最も多かったのが郡山市の2万9411人(前回同期比11.45%増)。次いで福島市の2万9206人(同15.35%増)、いわき市の2万6815人(同4.47%増)、会津若松市の1万519人(同31.47%増)となった。市町村別での前回同期との比較では、相馬市が122.84%増と増加率でトップだった。

 前回は、投票日2日前で有権者の10.21%に当たる12万7632人が投票した。最終的には当日有権者数の13.40%となる16万6144人に上った。

 最多は郡山3万8469人 8市の期日前投票

 県議選の期日前投票は9日、終了した。選挙戦となっている8市のうち、前回無投票だった須賀川、喜多方を除く6市全てで前回実績を上回った。

 多い順に郡山市が3万8469人(前回比5378人増)、福島市が3万7430人(同5582人増)、いわき市が3万4686人(同2422人増)だった。

 また、市議選が同日選で行われる相馬市は9200人(同5315人増)に上り、有権者の3割以上が期日前投票を行った。

 台風19号で被害が拡大した郡山、いわき両市では、初日の投票者数が前回と比べて大幅に減っていたが、最終的に前回を上回った。