「大熊町長選」10日投開票 新人2氏、大勢判明は午後9時ごろ

 

 任期満了に伴う大熊町長選は10日、投票が行われ、即日開票される。届け出順にいずれも無所属の新人で、前町議会議長の鈴木光一候補(64)と、前副町長の吉田淳候補(63)が復興政策や今後のまちづくりなどに舌戦を繰り広げてきた。

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が4月に一部地域を除いて解除されてから初めての町長選。両候補は、町民のほとんどがいまだ町外で避難生活を送り、有権者の所在がつかみ切れない中、10日間の選挙運動を展開した。

 投票は午前7時から、県内4カ所で行われる。開票は午後8時から町役場で行われる。大勢の判明は同9時ごろの見通し。

 10月30日現在の選挙人名簿登録者数は8477人(男性4112人、女性4365人)。