【データで見る福島県議選】新人2人減9人 現職は53人中49人

 

 【新旧別当選者】新人の当選者は19選挙区で9人にとどまり、前回から2人減少した。党派別では自民7、共産1、公明1。自民は郡山市、須賀川市・岩瀬郡の2選挙区でそれぞれ2人の当選者を出した。

 53人が立候補した現職は49人が当選し、存在感を示した格好だ。無投票で当選した15人の内訳をみると、新人は1人で、14人が現職だった。

 最少票差は福島市選挙区「63票」で当落 

 【当落の票差】選挙区別で当落の票差が最少だったのは前回に続いて福島市で、当選した大場秀樹氏が8112票を獲得、落選した丹治智幸氏が63票差の8049票だった。定数1に現職、新人が1人ずつ立候補した南会津郡も74票差の激戦となった。

 ほかに13人で10枠を争った郡山市が187票差の接戦。定数1に3人が立候補した石川郡が200票差、定数10に12人が立ったいわき市が800票差だった。

 女性当選者は前回より3人減「5人」

 【女性の当選者】女性候補は無投票を含め前回よりも3人少ない5人が当選した。党派別で自民1人、共産4人。

 選挙区別では郡山市が2人で、福島市、伊達市・伊達郡、いわき市が各1人だった。

 今回の女性の立候補者は6人で、過去最多の12人に上った前回の半数。前回あった1人区での立候補もなかった。