【市長選】須賀川 現職・橋本氏「白紙状態」...3月議会表明か

 

 2020年に県内で予定されている首長選は、須賀川市長選など10市町村長選。東日本大震災と原発事故から10年目となる中、復興に向けた取り組みが進む浜通りの4町村の首長も任期満了を迎える。市町村議会はいわき市など16市町村で任期満了となり、改選される。首長選、市議選を展望した。

 【須賀川】任期満了は8月10日。現職の橋本克也氏(56)=3期=は「台風19号の災害対応に全力を注いでおり、白紙の状態」と市長選への態度を明らかにしていない。3月議会で進退を表明するとみられる。

 市民交流センター「tette(てって)」の開館をはじめ、街中のにぎわい創出や東日本大震災からの復興施策を推し進めた橋本氏。公共施設を活用したソフト面の施策が注目される中、切れ目のない水害対応を含め、市政の継続を望む声もある。

 橋本氏は県議を4期途中で辞任し、2008(平成20)年の市長選で初当選。12、16年の市長選は無投票で当選を果たした。市長選を巡っては、ほかに立候補の動きは表面化していない。