現新2氏、子育てや高齢者支援など争点 塙町長選・終盤の情勢

 

 任期満了に伴う塙町長選は、28日の投開票に向け終盤戦に入った。届け出順に現職の宮田秀利氏(70)=1期=と新人で前町教育長の藤田充氏(67)が少子高齢化に伴う子育て世代や高齢者への支援策などを争点にしのぎを削っている。

 宮田候補は1期4年の実績をアピールし、高齢者施設の新設や預かり保育・学童保育の充実など2期目に向けた政策を訴える。後援会を引き締めながら、票の上積みを目指す。

 藤田候補は、前町長の支援者らの協力を受ける。塙厚生病院の支援、教育現場や教育行政に携わった経験を生かした学校教育の充実化などを訴え、幅広い層の取り込みを図る。

 投票率について、両陣営とも4人が立候補した前回(87.04%)を若干下回る85%前後と想定。当選ラインは3500票程度とみている。町の将来の展望をいかに有権者に示すことができるかが鍵を握りそうだ。