自民党・新総裁に菅義偉氏選出 福島県選出議員6人は菅氏投票

 

 自民党は14日、党大会に代わる両院議員総会を東京都内のホテルで開き、菅義偉官房長官(71)が岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)を破って圧勝し、第26代総裁に選出された。菅氏377票、岸田氏89票、石破氏68票で菅氏が過半数を得た。菅氏は二階俊博幹事長を続投させる方針を固めた。16日に臨時国会で安倍晋三首相(65)の後継となる第99代首相に指名され、新内閣を発足させる。首相交代は7年8カ月ぶり。

 本県関係では、細田派の菅家一郎復興副大臣(衆院福島4区)、吉野正芳元復興相(衆院福島5区)、亀岡偉民文部科学副大臣(衆院比例東北)、上杉謙太郎衆院議員(比例東北)、森雅子法相(参院福島選挙区)と竹下派の佐藤正久参院議員(比例、福島市出身)の6人が菅氏に投票。岸田派で県連会長の根本匠前厚生労働相(衆院福島2区)は岸田氏に投票した。福島民友新聞社の取材に答えた。

 また、自民党県連は各都道府県に配分された3票について、党員・党友を対象とした独自の投票(予備選)の得票数に応じて菅、石破、岸田3氏に1票ずつ投じた。