新立憲民主・副代表に玄葉光一郎氏就任 「党を育てるため汗」

 

 立憲民主、国民民主両党などが合流した新「立憲民主党」は15日、結党大会を東京都内のホテルで開き、衆参両院議員計150人で正式に誕生した。玄葉光一郎元外相=衆院福島3区=が立憲民主、国民民主両党などの合流による新「立憲民主党」副代表に就いた。副代表は玄葉氏を含めて5人。東京都内で開かれた結党大会で決まった。

 玄葉氏は2017(平成29)年衆院選で旧民進、希望両党の合流を巡り、候補者調整を担った。18年5月の国民結党に伴い民進を離党し、無所属で活動。合流新党協議では仲介役を務めた。

 玄葉氏「外交を担った経験を生かす」

 15日に新「立憲民主党」副代表に就いた玄葉光一郎元外相(衆院福島3区)は福島民友新聞社などの取材に「外交を担った経験を生かし、現実的な外交・安全保障政策を有権者に響くように発信するのが私の役割だ。党を育てるために汗をかきたい」と抱負を述べた。

 玄葉氏は、分裂した野党勢力が再結集した経緯から「国民政党になるためには穏健保守からリベラルまで包含する必要がある」と指摘。新政権との対抗軸を打ち立てることを念頭に「支え合い、分かち合い、頼り合える社会が私たちが目指す社会像だ。分かりやすい言葉で明確に打ち出さなければならない」と強調した。