新立憲民主「福島県連」発足へ 10月中旬をめどに結成大会開催

 

 新「立憲民主党」の本県所属国会議員らは19日、郡山市で会合を開き、党の県連組織を結成することを正式決定した。今月末までに関係する県議らに参加の意向を確認し、10月中旬をめどに県連結成大会の開催を目指す。県連代表については、党副代表の玄葉光一郎元外相(衆院福島3区)と金子恵美衆院議員(福島1区)、小熊慎司衆院議員(比例東北)の3氏による互選で決定することも申し合わせた。

 会合は「立憲民主党県連(仮称)設立発起人会」として開催。所属国会議員のほか、旧国民民主県連側から代表代行の瓜生信一郎県議と幹事長の亀岡義尚県議、旧立憲民主県連から代表の古市三久県議と幹事長の高橋秀樹県議が出席した。会合では、県連設立への日程案のほか、福島市の旧国民県連事務局を新党事務局として引き継ぐことも決めた。

 座長を務めた瓜生氏は会合後の記者会見で、次期衆院選を巡り「県連の設立と並行し(党国会議員の)空白区の2区、5区の候補者選考を進める」と述べた。

 合流の県議は12人

 新「立憲民主党」に合流した旧国民、旧立民の両党所属県議の人数は計12人。内訳は旧国民が10人で、旧立民が2人となっている。

 このうち、新党の綱領に明記された「原発ゼロ」に反発する連合内の民間産業別労組(産別)の意向などにより、旧国民の数人が新党に参加せず、無所属で活動するとみられる。

 一方、両党の議員とともに県議会第2会派「県民連合」で活動する無所属議員のうち、少なくとも3人が合流の意向を示している。このため、新党に加わる県議の総数が合流前を上回るかどうかは流動的な情勢だ。