自民福島県連「新人の擁立を急ぐ」 22年夏・参院選福島選挙区

 

 2022年夏の参院選福島選挙区(改選数1)を巡り、自民党の本県関係国会議員と県連役員は28日、党本部で開いた会議で、候補者について「新人の擁立を急ぐべきだ」として、選考作業を加速させていくとの認識で一致した。来年3月予定の県連大会までの選定を目指す。

 県連内で既に一任を取り付けている選対委員長の渡辺義信幹事長は会議後、福島民友新聞社などの取材に「年齢を含め、少なくとも2期(12年)以上は国政で活躍できる人が望ましい」との見解を明らかにした。

 会議は非公開。渡辺幹事長によると、今後1年以内には衆院解散・総選挙があるため、出席者から「参院選の候補者は県内全域への浸透が必要だ。衆院選で相乗効果を上げられるよう早急に候補者を決めてほしい」などの意見が出たという。

 22年夏に改選期を迎えるのは、旧国民民主党で現在は無所属の増子輝彦氏(72)=3期。16年夏の参院選で自民は現職が敗れた。

 このほか会議では、新型コロナウイルス感染拡大で今年5月から延期となった県連主催の政経セミナーを来年1月に開く準備に入ることも確認した。感染状況を踏まえ、最終判断する。