金子恵美氏、県連代表へ 新「立憲民主」、幹事長は亀岡義尚氏軸

 

 新「立憲民主党」県連の結成に向けた役員人事で、県連代表に金子恵美衆院議員(福島1区)が就く見通しとなった。玄葉光一郎元外相(衆院福島3区)、小熊慎司衆院議員(比例東北)の党所属国会議員3氏による互選で、金子氏の代表選出が濃厚となった。10日に郡山市で開く県連結成大会で正式に決定する。

 金子氏は2017(平成29)年10月の衆院選に無所属の野党統一候補として出馬し、自民現職との一騎打ちを制した。旧民進を離党後、無所属で新たな党組織の在り方を模索してきた経緯も踏まえ、今後の県内の野党連携と合流新党の党内融和を進める上で、金子氏の代表就任が最適と判断したとみられる。

 また新たな県連の三役のうち、幹事長には亀岡義尚県議=伊達市・伊達郡=を推す声が強い。旧民主党時代の13年から幹事長を務めてきた手腕と幅広い人脈に加え、県内の国政選挙で野党共闘をまとめ上げてきた実績から、引き続き県連運営の中心を担う公算が大きい。