金子恵美氏、立民福島県連代表「内定」 幹事長は亀岡氏固まる

 

 新「立憲民主党」県連の結成に向けた役員人事で、代表に金子恵美氏(55)=衆院福島1区=の就任が6日内定した。幹事長には県議の亀岡義尚氏(57)=伊達市・伊達郡=の起用が固まった。10日に郡山市で開く県連結成大会で役員を正式決定する。

 立民は6日、常任幹事会を開き、県連の設立を承認した。これに先立ち、本県関係国会議員3人が県連代表に金子氏を互選した。金子氏が、東北ブロック常任幹事として党運営に参画する立場に就いたことや、党が掲げる多様性の尊重と女性活躍の推進を打ち出すためにも適任との認識で一致した。金子氏は福島民友新聞社の取材に「国民目線から離れている菅政権と対峙(たいじ)するため野党が一体にならなければならない。本県復興は重要な時期であり、課題をしっかりと議論して古里の将来像を県民に明示していきたい」と述べた。

 県連人事を巡って、金子氏は党副代表の玄葉光一郎元外相(福島3区)と小熊慎司氏(比例東北)の衆院議員2人について「普段から助言していただけるようなポジションに就いてほしい」との考えを示した。常任顧問などの役職を念頭に置いているとみられる。