「双葉町長選」8年ぶりの選挙戦か 説明会に現新2陣営が出席

 

 任期満了に伴い来年1月14日告示、同24日投票で行われる双葉町長選で、新人の無職芹川信彦氏(56)が15日、立候補を検討していることを明らかにした。町長選を巡っては現職の伊沢史朗氏(62)=2期=が立候補を表明しており、現職と新人による8年ぶりの選挙戦となる可能性が出てきた。

 芹川氏は本籍双葉町、浪江町生まれで川崎市在住。拓殖短大経営科卒。民間企業の営業事務や警備員などを務めていたという。芹川氏は報道陣の取材に「古里のために何とかしなければならない」と述べた。東京電力福島第1原発の処理水問題の解決や、中間貯蔵施設で保管されている廃棄物の早期県外搬出などを訴える考えを示した。

 同町長選の立候補予定者説明会が15日、いわき市の町役場いわき事務所で開かれ、伊沢氏陣営と芹川氏本人が出席した。

 1日現在の有権者数は5022人(男性2409人、女性2613人)。