福島大事務局長・内田氏立候補へ いわき市長選、選挙戦公算大

 

 来年9月27日の任期満了に伴ういわき市長選で、福島大理事・事務局長の内田広之氏(48)が立候補する意思を固めたことが25日、分かった。複数の関係者に出馬の意思を伝えており、年明け早々にも記者会見を開き、立候補を表明する見通し。内田氏は27日付で事務局長、28日付で文部科学省を辞職する。

 内田氏は関係者に「いわき市の10年先、20年先を見据えて政策を実現していきたい」と古里再生への思いを伝えたという。

 現職の清水敏男氏(57)=2期=は進退を明らかにしていない。ほかに立候補に向けた動きがあり、選挙戦になる公算が大きくなっている。

 内田氏はいわき市出身。東大大学院教育学研究科修士課程修了。1996(平成8)年に文部省(文科省)入省。生涯学習政策局政策課教育改革推進室長、総合教育政策局政策課企画官などを歴任、2019年に福島大理事・事務局長となった。